自分でできる!ビザ申請【前編】
長期留学には必須であり、そして労力がかかるのがビザ申請ですよね…笑
ビザ代行業者に依頼することもできますが(私の大学の場合は¥16,000)、今回は自力で頑張りました💪🏻
ここではビザ申請の際の心構えと、入学許可書類の受け取り~オンライン申請書(DS-160)の作成・申請必要書類の準備までの流れをまとめたいと思います。
非移民ビザ申請の心構え
アメリカ留学を希望する人が取得するビザは、基本的に「非移民ビザ」というカテゴリーのビザになります。
非移民ビザを申請するにあたってアピールするべき点は、
- 留学が終わったらぜったい日本に帰ること(移住の意思がないこと)
- お金が十分あること(不法就労しないこと)
この2つです。
D-160を作成する時だけでなく、提出書類を準備するする時にも、そして実際に大使館で面接をする時にも、ビザ申請すべての過程において持っていたほうが良い認識です。
これらのポイントを押さえておけば、各過程で要求されていることの意味が理解しやすくなり、ビザ申請がスムーズに進むと思います。
①入学許可書類の受け取り
私の場合は2017年5月26日にUMSLから、
I am pleased to congratulate you on your acceptance as an exchange student at the University of Missouri-St. Louis for the 2017-18 Academic Year!
というメールが来ました!
向こうの手違い?で出願手続きに手間取ったので、とにかく安心したのを覚えています^^;
その後、留学センターに入学許可書類(DS-2019)の原本を受け取りに行きました。
②オンライン申請書類の作成
これでようやくビザの申請ができます!
ビザ申請でまずやるべきことは、オンライン申請書類(DS-160)の作成です。
結構時間がかかるので、何日かにわけて行うことをおすすめします。その際はこまめに保存すること、IDを控えておくことをお忘れなく。
詳しいことはアメリカ大使館のホームページを確認して下さい。またわからないことがあっても、検索すればだいたい出てきます笑 メジャーな留学先であることの特権ですね。
ここでは、DS-160を作成する上で私がつまづいた点2つをご紹介します。
1. ビザの種類を再確認!
私はDS-160作成中、最後の最後まで自分が申請するビザはF-1だと信じて疑いもしませんでした…。F-1ビザとは、
最も一般的な学生ビザです。米国内の認定大学、私立高等学校、認可された英語プログラムなどで教育を受けることを希望する場合は、F-1 ビザが必要です。週18時間以上の授業を受ける場合も F-1 ビザが必要です。米国ビザ申請 | 学生ビザ - 日本 (日本語)
でも、DS-160の作成も終わりに近づいたころ、入力を求められている事項が入学許可書類の中に記載されていないことに気づきました…。
嫌な予感がしてよくよく読んでみたら、なんとF-1ではなくJ-1と書いてあるではありませんか!!
「せっかく3日くらいかけて地道に入力したのに最初からやり直し??」と半泣きになりましたヽ(;▽;)ノ
結果的にはフォームを遡ってビザの種類を変更し、追加の質問に答えるだけで済んだので事なきを得ました。よかった…
ちなみにJ-1ビザ(交流訪問者ビザ)とは
教育、芸術、科学の分野における人材、知識、技術の交流を促進するためのビザです。参加者には、あらゆる学術レベルの学生(中略)などが含まれます。米国ビザ申請 | 交流訪問者ビザ - 日本 (日本語)
つまり語学留学の場合はF-1ビザですが、交換留学の場合はJ-1ビザということのようです。
一般に「留学」というと語学留学の方を指すことが多いので、留学のガイド本やwebサイトなどにはF-1ビザ(学生ビザ)前提で書かれているものがとても多いです。
交換留学の方はビザの種類に注意です!
2. Additional Point of Contact Information(追加の連絡先情報)
DS-160を作成していると手が止まる箇所が何個かあると思うのですが、その中で最も戸惑うのがAdditional Point of Cotact Informationではないかと思います。
説明を読むと、ここには日本に居住している「家族と親戚以外」2人の連絡先を書かないといけないとあります。
「え…じゃあだれの連絡先を書けばいいの?」となりますよね笑
「家族と親戚以外」となると、仲の良い友達か恋人、お世話になっている先生などが候補になってきます。
私は夜に慌てて2人にLINEでお願いし、無事に書かせてもらえることになりました。
連絡先は個人情報なので必ず本人の許可が必要になってきます。あらかじめ頼めそうな人に了解を得ておいた方がスムーズです。
③申請必要書類の準備
必要な書類の一覧はこちらです。
- オンライン申請書DS-160フォーム
- 米国での滞在予定期間に加えて6か月以上の残存有効期間があるパスポート
- 過去10年間に発行された古いパスポート
- 証明写真1枚 (5cmx5cm、6ヶ月以内に撮影した背景白のカラー写真)
- 面接予約確認書
- DS-2019
- I-901 SEVIS費用確認書
上記の書類は、リストにあるとおりに揃えればいいので特に迷うことはないと思います。
少し厄介なのは証明写真です。
証明写真の基準が厳しいので、気をつけて準備する必要があります。不安な場合は写真屋さんで撮ってもらうといいと思います。私はスピード写真で済ませました。
DS-160にアップロードする際にも色々指定があるのですが、私の場合は印刷された証明写真をiPhoneで撮影したもので大丈夫でした。
データ化した写真はDS-160のサイトで条件を満たすかどうかチェックすることが出来ます。
また上記の書類に加え、補足書類も必要です。
- 本国に財務的、社会的、家族的な強いつながりがあり、米国での留学プログラムの終了後に確実に帰国することを示す書類。
- 米国滞在期間の全学費および生活費を賄う十分な資金があることを証明する財政証明およびその他の書類。
- 銀行の残高証明書原本もしくは預金通帳原本。銀行の残高証明書のコピーは原本と共に提出してください。
- 他者から金銭的な支援を受けている場合は、支援者との関係の証明(出生証明書など)、支援者の直近の納税証明書原本、支援者の預金通帳および/または定期預金証書も持参してください。
補足書類の方は何だか漠然としている部分もあって難しいですよね…笑
留学経験者の方のwebサイトなどでリサーチした結果、私は以下の書類を用意しました。
- 日本の大学の在学証明書(英文/在籍大学が発行)
- 保護者の残高証明書(英文/銀行が発行)
- スポンサーとなる人(保護者)の保証書(英文/自作)
- 戸籍謄本(和文/役所が発行)
- 戸籍謄本の英訳版(英文/自作)
基本的に交換留学生というのは日本の大学に戻らないと卒業できないので、「確実に帰国すること」を証明するのはさほど難しいことではありません。
また、保護者からの金銭的なサポートを受けられることを証明できれば、十分な資金があることも証明できます。
これが「会社を辞めて語学留学する社会人」などの場合だと、「留学で達成したいこと&確実に帰国するビジョン」を記したエッセイを提出することもあるようですが、交換留学生の場合は上に挙げたもので十分なのではと判断しました。
なお提出書類はすべて英文であることが求められているので、3.保証書と5.戸籍謄本の英訳版は自分で用意する必要があります。(業者に頼むこともできますが)
それぞれのテンプレートのリンクを貼っておきましたので、参考にしてみてください。
※ビザ申請についての規定は変わることがあります。必ず米国政府の公式ビザ情報サイトなどを確認してください。
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長くなりましたが、ひとまずここで【前編】 は終わりにします。
【後編】ではビザ面接について触れようと思います。このページの執筆時点では、面接は来週に迫っています…。ドキドキです。